還暦前後における年賀状じまいの一例紹介(完)

年賀状作りって楽しいながらも将来が心配な年齢になっちまいました

45歳を過ぎたころからでしょうか、毎年11月に入ると毎年思うことがありました。

そろそろ今年も年賀状の準備しなきゃな、でもちょっとしんどいよねって。

そしてデザイン、印刷、費用、時間などに思いを致し、少しブルーになっていたんです。

55歳を過ぎたころには「年賀状は今年で終わりにしよう」と毎年半ば決心しながら、それでも準備を続きけてきました。

過去何度も考えて半ば決心しながらも、住所録を整備して印刷された年賀状の真新しい束を見るたびに、お世話になった方や懐かしい方との思い出が蘇り、結局いつものように頑張って一文を手書きで付け加えたりしながら、年賀状作りに励んでいる方は多いことでしょう。

年賀状を止めることを、ここでは年賀状仕舞いと呼ばしていただきます。

楽しいならば止めることなく続ければいいじゃん。

その通りなんです。

わかってはいるのです。

一方、第二の定年退職もまじかに迫り、体力的にも金銭的にも、いつかは止めなくてはならないタイミングが必ずくることも感じているのです。

ひょっとすると「止めた」と宣言すらできなくなることだって、なきにしもあらずでしょう。

であれば自らの意志として主体的に節目を設けるというのは、タンフーのあるべき生き様として理にかなった行動だったのです。

この記事は、還暦前後の皆さんが、ストレスなく円満に年賀状仕舞いできるようにするための小さな「きっかけ」となればと思い、恥ずかしながら記述した次第です。

年賀状仕舞いの方法には大きく二つあります

一つ目は年賀状の文面に年賀状を来年から止める旨を付け加えることで相手様にお知らせする方法です。

印刷文字にしたり、手書きで余白に書いてみたり、タンフーが今までにいただいた年賀状仕舞いの方法は唯一この方法でした。

確かにこの方法により「年賀状を止める」という目的は十分に達成することができます。

しかしながら、めでたいお正月の挨拶に、ある意味相互の交流を止めかねない文面が混入しているわけですので、送り手側より受け手側のストレスが強くなり、正直この方法をお勧めしたくありません。

送る側、受ける側ともにストレスなく円満に行う方法は、年賀状仕舞いをすることをお伝えすることに特化した「年賀状仕舞いハガキ」を郵送する方法です。

タンフーが実際にパワーポイントを使って作成した「年賀状仕舞いハガキ」を添付致します。

もちろん、ベストとは思いませんし、唯一無二でもありませんので、一つの参考としてご活用ください。

年賀状仕舞いハガキ作成にあたっての注意点

3-1 内容上の注意点

3-1-1 年賀状を止める理由をはっきりと書きましょう 

なぜ止めるのか、理由は明記すべきでしょう。

かといって本当のことを書くかどうかは相手様との関係性等から判断する必要があると思います。

タンフーは「一身上の都合により」という、なーんだっていう表現を使いました。

決して相手様が原因で止めるのではないことを伝えることがポイントかと思います。

3-1-2 全員に等しく年賀状を止めることが伝わるように書きましょう

本稿の趣旨は、特定の人に対して年賀状を止める方法ではありません。

相手様に余計なストレスをかけないため、文面全体としてお付き合いしている方の全員に対する連絡であることがわかるようにすべきでしょう。

3-1-3 お付き合いを断つという誤解を与えないように文面を工夫しましょう

このためには今後の連絡やこれまでの謝意、今後のお付き合いに対する希望や願いについて一筆加える必要が出てくるものと考えます。

3-2 手順上の注意点

3-2-1 郵送する時期を選びましょう

10月では年末準備には早く、12月では既に年賀状や喪中はがきを準備している方が多いと考えられますので、11月中旬までに相手様に配達されるタイミングが最もよろしいかと考えます。

なかでも喪中はがきを受け取るよりも先にお知らせする着意は重要でしょう。

3-2-2 親しい人にはあらかじめ別の手段で連絡しておきましょう

相手様の中には、日ごろから懇意にしている方がいらっしゃることでしょう。

そういう方々に対しては、やはり事前にこういう内容のハガキを送る旨、LINE、メール、電話等によりお伝えしておくことが、円満な年賀状仕舞いにつながることでしょう。

3-2-3 宛先不明等の事態は予期して対応策を準備しておきましょう  

宛先不明ではがきが返ってきた方から年賀状が届いたり、白ヤギさん黒ヤギさん状態だった方から年賀状を頂戴するといった事態は、当然起きるものです。

「寒中見舞い」はがきを準備して、そういったことにあらかじめ備えておきましょう。

そして1月7日以降できるだけ早く相手様に届くように投函しましょう。

これもタンフーが今年使用した一例を貼っておきますので参考にしてみてください。

やってよかった年賀状仕舞い

今回年賀状仕舞いを行ったわけですが、長年年賀状のやり取りをさせていただいていた方からは色々な反応を頂戴しました。

そのほとんどは、自分も年賀状仕舞いをやりたいが、なかなか踏み切れないというものでした。

ただお一人だけ、年を重ねてくると、年賀状こそが疎遠な方とのご縁をつなぐ最適のツールであるとしみじみと感じます、というご意見がありました。

それはそれで納得できるご意見であり、さっそくメールで謝意をお伝えし、より深い関係を続けていきたい旨を改めてお願いした次第です。

タンフー自身は年賀状仕舞いをもちろんやってよかったと思っています。

それは面倒ごとがなくなったというマイナスの安心感というよりも、他の手段でのやりとりが圧倒的に増え、まさに以前にも増した濃いお付き合いが始まった感触の方が大きかったからです。

年賀状の扱いに悩むご同輩の皆様にとって、本記事が何かのご参考になれば幸いです。

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