ご同輩、サバゲデビュー用の銃は一択です(その2)

電動グロックが、還暦前後のオッサンがサバゲデビューするのに最適であると、その1において断言しました。

そう思う理由は「サバゲを初回から満喫するのに最適な銃だから」です。

ただ、考察を深めるにつれ、あなたはそこに戦後日本社会の深い闇を垣間見ることになることでしょう。

まずは、還暦周辺オヤジ達が今さらなぜサバゲを始めようとしているのかはっきりさせましょう

本稿の読者は、還暦前後の年齢で、孫が何人かいて、山あり谷ありの人生を自らの手で切り開いてきた、前期高齢者に近づきつつある方々の中でも、若き日とさして変わらぬ好奇心を持ち、自分はまだまだこれから何でもできるはずだし、やったるでーとギラギラしている、言うならば大志を抱く少年の心を未だに持つ還暦周辺変態的オヤジ達であると想像しています。(大変失礼な物言いで申し訳ありません。)

加えて、現代日本における厳しい銃規制は、世界に誇れる間違いなく素晴らしいシステムなのではありますが、それがゆえにオヤジ達が経験したくとも経験し得なかった未知の世界がサバゲにあるということに気づいてしまったというのが、なぜ彼らがサバゲを始めるのかの問いに対する一つの大きな答えなんだろうと思っています。

言葉をさらに変えて大変くどく表現しますと、刑法上の正当防衛・緊急避難の概念が、国家防衛の概念にまで拡大解釈され、専守防衛という机上のお花畑的空論によって日本国を防衛することが可能であるかのような議論があたかも真実であるかのように正当化され続け、表立った反論すら許されないような経済成長主義一辺倒の戦後日本社会の中、家族・自分、故郷を日本人が本来保有すべき各種あり方によって正しく守ろうと数十年間あがき続けてきた戦後初の世代が、この還暦周辺変態的オヤジ達であり、彼らが経験し得なかった世界標準の世界の入口がサバゲにあるかもしれということに、彼ら自身が気づいたというのが、彼らがサバゲを始めようとする理由なのだということです。

彼らは「70有余年間にわたる敗戦の痛手による反動思想に侵されることなく、大和魂への原点回帰の必要性に気が付いた、戦後日本人初の世代の代表たる人達」と呼んでもよいかと思います。

あーすっきりした!

本当は、銀玉鉄砲で撃ち合った子供の頃の思い出が楽しかったからで、できれば、もう一度やってみたいー!ってことなんですけどね。

だからって何もサバゲを始めなくても、他にやるべきことがあるだろー!て声が聞こえてきますが、ハハハ、、、、それは、仰せの通りです。

かの松本零士先生が作品中で表現したように、ホラを交えて真実を語ってみたかったんです。

なぜサバゲデビューは電動グロックが最適なのか

ロマン(リアル)は、サバゲデビューに必須の要件なのか

それはさておき、オヤジ達の歴史的立場を踏まえつつ、考察(ホラ)は続きます。

まずはサバゲ業界でよく使われる表現である「ロマン」って言葉について考えてみます。

これは「本物の銃規制が大変厳しい日本国の中においても、あたかも実銃に接したがごとき感覚を味わい感動するさま」と言い換えることができます。

例えば、オートマチック銃の排莢ギミックが忠実に再現されていたり、装弾数が実銃と変わらなかったり、銃の質感や重量、色が実銃と瓜二つであったり、ロマンと感じる部分は人それぞれ無数にあるといえます。

ただ共通して一つ言えることは、「リアルであること、即ちロマンである」ということなのです。

ここで、オヤジ達がサバゲデビューするにあたり、ロマン(リアル)を重視することに思いを致してみましょう。

そもそもサバゲは実銃によるリアルなコンバットではないことは明白であり、ロマン(リアル)には限界があるというのが真実といえます。

サバゲによってどこまでロマン(リアル)を感ずることができるかという命題は、サバゲを始めた以降も、ずーっとつきまとい続けるエンドレスな問いかけなのです。

即ち、デビュー時はロマン(リアル)を感じるよりも、サバゲを継続することを重視した態勢、即ち兎にも角にもサバゲが楽しいって思えるようになるガン、サバゲに参加してバンバン弾を撃って、その結果ついでに勝つことのできるサバゲ特化型のガンを持つことこそがベストチョイスであると激しく思うのです。

少年の頃、銀玉鉄砲で遊んだ、あの楽しさをまずは思い出してもらいたいと思うのです。

サバゲの本質を初回デビュー時から満喫するのに、ロマン(リアル)は必須の要件どころか、かえって邪魔になってしまうと言いたいのです。(しつこい!)

だからこそ電動グロックがデビューには最適と考えます

サバゲ用の銃には、作動するためのエネルギーを、二酸化炭素等のガスで賄うガスがんと、電気で賄う電動ガンがあります。

リアルさについては、どちらもしのぎを削って開発競争がされているというのが現状であり、特に電動ガンの進歩はここ10年ばかり素晴らしいものがあります。

しかしながら、本来火薬ガスにより作動する実銃を、二酸化炭素等のガスにより模した原理を持つガスガンは、その作動原理が実銃に似ているだけに、リアルさにおいては電動ガンの追随を許さないというのが実際のところでありましょう。

作動原理が実銃に似ているガスガンは、その性能的特色においても実銃に似ることになります。

かたや電動ガンはどうでしょうか。

電動グロックは、形状や色こそ大変リアルであり、使用者のロマンをある程度はくすぐるものの、ブローバックしなかったり、実銃ハンドガンやガスガンではありえないくらい多量の弾数を一度に装填することができたり、無反動のフルオート射撃が可能であったり、また長物ガンと違って大変に軽いというような多くの特徴を持っています。

加えて、撃つごとにガスの圧力が少しずつ低下して弾道が不安定になるようなこともなく、バッテリーがもつ限り相当の弾数でも安定した高精度の射撃を連続して行うことが可能な、極めて使い勝手がよく、おもちゃとは思えないほどの命中精度をもった銃なのです。

実戦と同じく「優勝劣敗(優れている方が勝利し、劣っている方が敗れる)」の基本戦理を有するサバゲにおいて、ガスガンのリアルさは、電動ガンの使い勝手と命中精度の良さの前には、勝利を収めることのできる確率が大変低くなると言わざるを得ません。

戦いでの勝利を目指すというサバゲの本質を初回から満喫するためには、ロマン(リアル)よりも使い勝手に優れる電動ハンドガン、中でも低伸弾道での命中精度が素晴らしく、加えて一日中振り回しても疲れにくい軽量さと、お小遣いにどうしても制限がある還暦周辺オヤジ達にぴったりのリーゾナブル価格で準備可能な、東京マルイさんの電動グロックをチョイスするのは、もうタンフーにいわせれば、「必然!」と叫んでも過言ではない、大変に当たり前の話なのです。

次はサバゲの奥深さを味わってください

めでたくサバゲデビューを果たしたご同輩のみなさん、大変おめでとうございます。

今後は、ロマン(リアル)を感じながらゲームの勝利を目指すという、奥の深い楽しみ方を追い求めていくことになるでしょう。

加えて皆さんは、きな臭い国際情勢が、ロマンを超越したリアルな国家危機に転じた際において、重要な役割を担うことができる素養を身に付けつつあるのです。

というのはブラックな冗談です。

ご健闘を祈ります!!

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